DEEBOT N30 PLUSは、はじめて時刻指定で床を終わらせたい人の入口として読む機種である。アプリの操作に慣れていない段階で、機能を一度に全部覚える必要はない。先に決めるのは、平日のいつ家を空けるかと、その時間に吸引と水拭きを任せるか、という二つに絞れる。

吸引と水拭きの両方を、人がいない時間にまとめて終わらせる使い方を想定している。スイッチを押しに行く家電としてではなく、外出の前に床の上を空けておき、予約した時刻に本体が回り、帰宅したときには一巡している、という流れにする。在宅中に付き添って動かす前提ではない。

ステーションは、吸ったゴミをためる側の役割を持つ。ダストカップを毎回自分で空ける回数が減るので、掃除そのものより、カップを開けて捨てる作業を手元から外したい人に向く。髪や大きな破片が混ざる家では、ためる場所があっても目視の確認は残るが、毎回帰宅してカップを開ける習慣よりは、手間の位置が変わる。

設定でやることは、スマホに平日の外出時間を登録し、帰るころには床が終わっている状態を作ることである。開始は外出のあと、終了は帰宅より前、という幅の中に収める。休日まで同じ時刻にしない方が、人がいる時間とぶつかりにくい。初めての予約で欲しいのが、床を時刻どおり終わらせることと、ダストカップを空ける回数を減らすことなら、この入口で足りる。